03.業務解説/入管手続・入管手続(Q&A)


Q&A―配偶者ビザ

(NEW)日配の離婚・離婚の届出・ビザ取り消し・再婚とビザ更新
問:
 私は「日本人の配偶者等」ビザを取得して今年の3月に来日しました。日本人夫にずっと部屋の中に監禁されたため、私は我慢できなくて日本に来てからわずか1ヶ月間で離婚しました。私は別の日本人男性と再婚するつもりですが、なかなか再婚の相手が見つけられなかったです。現在、離婚後既に半年以上が経ています。すみません、これから日本人彼氏ができて、再婚した場合、来年のビザ更新はできるのでしょうか。

答:
 貴女は改正入管法が施行された2012年7月9日以後に上陸許可を受けたので、離婚から14日以内に入国管理局へ離婚の届出をする義務があります。この届出をしないと、20万円以下の罰金が科される場合があります。一方で、日本人の配偶者が離婚して6ヶ月経過すると、日配ビザは取り消しの対象となります。入管からビザ取り消しの事情聴取の通知が届く前に再婚した場合には、おそらくビザの更新が可能となるでしょう。

(NEW)家族滞在ビザから日配ビザへの変更
問:
 私は「技能」の「家族滞在」ビザです。今年の3月で1年ビザを更新できています。現在私は中国人の夫と離婚しようと考えています。離婚してから、別の日本人と再婚するつもりです。しかし、まだ再婚禁止期間内のうち、離婚から3ヵ月以上になった時点に、「家族滞在」ビザは取消されると聞いています。すみません、中国人夫と離婚できた場合、私は入管でどんな手続きをしなければならないですか。一旦「家族滞在」ビザから再婚待機のどんなビザに変更ができるのでしょうか。

答:
 まず、貴女は入管に離婚の届出をする必要があります。離婚から3ヶ月経過する前に日本人の彼氏と同居して事実婚の状態となった場合に、家族滞在ビザを再婚待機の短期滞在ビザ(90日)に変更することが考えられます。但し、これは極めて特殊なケースであり、変更の申請が許可される可能性は高くないでしょう。一方で、離婚後3ヶ月以内に日本人の彼氏と一緒に中国へ一時帰国し、向こうで婚姻登記をする方法があります。中国での婚姻登記には中国法が適用されます。中国の婚姻法には再婚禁止期間の規定がありません。この場合には、中国での婚姻を日本の市区町村役場に届出て、その後に家族滞在ビザを日配ビザに変更することになります。

(NEW)留学ビザと家族滞在ビザ
問:
 私は「人文知識・国際業務」の三年ビザを持っています。中国にいる妹を「親族訪問」の短期ビザで日本に呼び寄せていますが、妹が「技術」の在留資格を持っている中国人男性と結婚した場合、直接短期ビザから「家族滞在」の長期ビザに変更できるのでしょうか?

答:
 短期滞在から長期の在留資格への変更は、「やむを得ない特別の事情に基づくものでなければ許可しない」(入管法20条3項)とされています。「やむを得ない特別の事情」としては、短期滞在者が日本人や永住者と婚姻した場合や大学の入学試験に合格し留学生として在留を希望する場合が挙げられます。家族滞在への変更についてはケースバイケースとなりますから、入国管理局の就労部門に相談して、在留資格変更申請又は在留資格認定証明書交付申請をします。後者の場合には、短期滞在の期限までに在留資格認定証明書が交付されれば、帰国せずに家族滞在へ変更することが可能となります。

専門学校卒業生のビザの変更に関して
問:
 私は来年の3月に専門学校を卒業する予定で、卒業したらすぐ日本人と結婚して、日本人の配偶者ビザに変更したいと思っています。専門学校の卒業生は、卒業して一旦帰国すれば、再び就労ビザで来日することができないと聞きましたが、私が将来就職先を見つけて、就労ビザに変更しようと思えば、可能でしょうか?

答:
 ビザが途切れずに日本に引き続き在留していれば、可能です。弊所が担当した留学ビザから就労ビザへの変更の中に、経理の専門学校を卒業して大学に入学し留学ビザを更新した人が、大学を中退し、専門学校の学歴により会社の経理担当職として人文知識・国際業務の在留資格を取得した事例があります。

就労ビザへの変更申請はいつ提出すればいいのか
問:
 私は現在大学4年生で、来年の3月に卒業する予定です。ある貿易会社から内定をもらいましたが、今「留学」から就労ビザへの変更申請を出してもいいのでしょうか?それとも、卒業してからじゃないと受理されないのでしょうか?

答:
 入国管理局は、「留学」から「人文知識・国際業務」、「技術」などの就労の在留資格への変更申請が3月に集中して審査がパンクするのを防ぐために、卒業見込証明書を添付すれば、前年の12月から申請を受理しています。変更が許可される場合には、卒業間近になって入管から審査が終了した旨の通知(葉書)が届きます。旅券に許可の証印を受けるためには、この葉書、収入印紙4千円を貼付した手数料納付書と共に卒業証明書を提出しなければなりません。

理系大学生が貿易会社に就職した場合ビザが取れるのか
問:
私は某工業大学に通っていて、来年の3月に卒業する予定です。ある貿易会社から内定をもらったのですが、私のように理系専攻の大学を卒業した人が、貿易会社に就職した場合、就労ビザが取れるのでしょうか?

大学を卒業して就労の在留資格に変更する場合において、専門知識を必要とする業務を担当するときには、大学で専攻した科目と業務の内容が関連していることが必要です。例えば、会社で経理やマーケティングの業務を担当する場合には、原則として商学部や経営学部を卒業していることが条件となります。しかし、翻訳・通訳・語学の指導又は一般事務の業務を担当する場合には、大学で学んだ分野と業務との関係性を問われずに、「人文知識・国際業務」の在留資格に該当します。例えば、貿易会社に就職して、日中貿易の業務において日本語と中国語の翻訳・通訳を担当し、日本人社員に対する中国語の指導を行う場合には、大学で専攻した科目と関連は不要です。日本語検定試験に合格していれば、更にプラスの材料となります。